
Q. 歯周病のメカニズム(2)
Q. 歯周病のメカニズム(1)
Q. 歯周病とタバコの関係って?
Q. 歯周病ってどんな病気ですか?
Q. 歯の仕組みについて教えてください
Q. かぶせ物と、歯ぐきに段差があるのですが・・(2)
Q. かぶせ物と、歯ぐきに段差があるのですが・・(1)
Q. 定期健診って大切ですか?
むし歯ができるのは?
砂糖の入った食物を口に入れると、むし歯菌(ミュータンス連鎖球菌など)が
砂糖からグルカンという物質を合成し、歯に強固にくっつきます。
歯にくっついたむし歯菌は、砂糖などの糖類を利用して酸を作り出します。
これはとてもスピードが速く、1~2分でプラーク中の酸の濃度が高くなります。
歯面のエナメル質とプラークの間ではカルシウムイオンが行き来していますが、
酸性になるとこのバランスが崩れてカルシウムは急速にプラークと唾液中に流れ出します。
プラーク中の酸が、歯の表面のエナメル質を溶かしていくのがむし歯です。
歯のカルシウムの流出と再石灰化のバランスが崩れると虫歯になる
むし歯の自己診断(チェックポイント)
1 奥歯の噛み合せが黒くなっていませんか?
2 歯と歯ぐきの境目が不透明に白濁していませんか?
3 水・お湯、甘いものがしみたりしませんか?
4 歯に穴はあいていませんか?
5 痛む歯はありませんか?
むし歯のできやすい場所
子供の奥歯の噛み合せの面(溝の部分)
歯と歯の間(下の前歯を除く)
歯の外側(頬側)の歯ぐきとの境目
上の歯の一番奥の外側
歯ぐきが下がって露出した根の部分
奥歯がはえてきてから2~3年は咬み合わせの面(咬合面)が最もむし歯に
なりやすいようです。
この時期を過ぎると(特に大人になってからは)、咬み合わせ部分での新たな
むし歯はあまり生じません。
特に大人は咬み合わせ部分よりも、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間の
プラーク・コントロールが重要になります。
皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
今日は前回の続きです。
■メカニズム その4 <歯の根と歯肉がはがれ、歯槽骨が溶ける>
歯肉だけに起きていた炎症がさらに進行し、歯の根の方に侵入していきます。
骨と歯根膜を溶かしながら細菌が侵入してくると、炎症した病気の組織である歯肉などは歯の根と離れていきます。
歯肉の組織がおかされてしまうために、歯の根に接着していることができなくなるからです。
歯周炎の原因となる細菌は、中のほうで繁殖して歯の根の先の方へ進むという性質をもっているため、進みながら歯根膜や骨、さらに、歯の根を溶かしていくことになります。
このくりかえしが歯周病を悪化させ、最終的には、歯の根のまわりの骨をほとんど溶かしてしまうため、歯はそこにとどまることができずに抜け落ちることになります。
◆ポケットについて
歯周病では、歯と歯肉がはなれてできている、いわゆる「ポケット」と呼ばれるものがあります。
このポケットの深さは重症度のめやすとなります。
2ミリまで・・・・・健康
3ミリ前後・・・・・軽症
4~5ミリ・・・・・中程度
5ミリ以上・・・・・重症
よって、歯周病の進行を防ぐ意味でも御自身の歯で一生何でも噛めて美味しくお食事していただく為にも、痛みが無くても必ず定期検診にはお越し下さい。
こんにちは、メガネの廣原です。
今日から2回シリーズで歯周病についてお話していきたいと思います。
■歯周病とは
歯と歯ぐきの間から入ったバイ菌が、歯肉に炎症をひき起こし、さらに、歯肉の中にある歯槽骨(アゴの骨)を溶かしてしまう、これが歯周病(歯槽膿漏)という病気です。■メカニズム その1 <細菌の繁殖>
歯垢や歯石がたまると、ここをかっこうのすみかとして歯と歯肉の境や歯と歯の間、歯のくぼみなどに細菌が繁殖します。この細菌こそが歯周病を引き起こす原因となります。
■メカニズム その2 <歯肉炎>
歯肉炎というのは、歯肉と歯肉線維が炎症を起こした状態で、その炎症はまだ骨とか歯根膜まで達していない段階です。いいかえれば、歯の根のまわりの柔らかい組織だけが、歯垢の中に含まれている細菌によって侵されているのが歯肉炎です。
いわば、歯肉に限定された病気です。
この歯肉炎がすすむと歯周病になるのですが、歯肉炎になれば必ず歯周病になるとは限りません。
歯肉炎のままで終わる人もいます。
また、歯肉炎にかかって、すぐに歯周病になる人もいれば、比較的長い時間を要して歯周病になる人もいます。
年齢や体の抵抗力、そして細菌の種類、歯肉の性状によってまちまちです。
■メカニズム その3 <歯ぐきから血が出る>
●出血するしくみ出血するのは、歯と歯肉の間にポケットができ、その内側の歯肉に炎症が存在するからです。
この炎症はポケットの中、特に歯の根の面に歯垢や歯石がべっとりとつくとおきます。
歯肉の内側には毛細血管が走っていて、歯肉溝(歯と歯肉の境目で健康な状態のこと)へ栄養を送っているわけですが、細菌の侵入によって炎症が起きるとエネルギーの消費量が増え、その結果、栄養の供給が不足してしまいます。
そこへ歯ブラシをかけたり、リンゴをかじったりして物理的な刺激を与えると、血がにじみでるというわけです。
歯ぐきから血が出るということは、細菌がそこに存在しているということであり、歯周病の徴候といえるでしょう。
●出血する場所
○歯肉の内側
血が一番多くでるのは、細菌に接している歯肉の内側です。ですので、ポケットが深いほど悪質な嫌気性菌が繁殖していると思っていいでしょう。
○歯肉の外側
歯肉の外側から出血することもあります。
これは、内側の炎症が移ってきたためで、この場合、ポケットの底はかなり強い炎症を起こしていることが予想されます。
●痛みについて
歯周病は、上記のとおり、歯ぐきに物理的な刺激を与えると出血はしますが、一般的には痛みはありません。
痛む場合には、歯肉が化膿した時の痛みです。だから歯周病のことを別名「沈黙の病気」ともいわれています。
したがって、痛みがないからといって、ポケットができているのを放置しておくのは禁物です。
命を落とすことはないでしょうが、大切な歯を失うことになりかねません。
皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
今日は喫煙家の方々には耳の痛い話かも知れませんが、たばこが及ぼす害についてお話させていただきます。
たばこ(喫煙)
歯周病は歯垢(プラーク)が原因で発症し、症状が悪化していくのですが、歯垢(プラーク)だけでなく『たばこ(喫煙)』が原因で歯周病の症状が悪化し、さらにタバコを吸っている方は歯周病の治療を行っても治りにくいといわれています。
なぜタバコが歯周病の症状を悪化させ、治りづらくしてしまうのでしょうか?
人間の身体にはケガや病気をしても自然治癒力がありますのである程度の病気やケガであれば勝手に治っていくのですが、たばこに含まれる『ニコチン』という物質は血液の流れを悪くし、身体の抵抗力を下げるといわれていますので、
・病気にかかりやすい=歯周病になりやすい
となり、さらに病気(歯周病)になっているにもかかわらずタバコを吸い続けていると、
・病気が治りにくい=歯周病も治りにくい
ということになってしまうのです!
またタバコにはニコチン以外にも多くの有害物質が含まれており、それらの有害物質が唾液の分泌量を減少させたり、歯垢(プラーク)を付着させやすくしますので、たばこを吸う人は歯周病になりやすく、歯周病が治りづらく、例え完治しても再発しやすいのです!
たばこをやめない限り歯周病は治らない!とさえ言われていますので、歯周病を完治させ、再発を防ぎたい場合は、たばこをやめる事が近道になる事は間違いありません。
あるデータによると、『タバコ喫煙者は吸わない人に比べて2~6倍、歯周病になりやすい』とされていますので(喫煙歴が長く1日の本数が多ければ多いほど倍率は高くなります)、例え現在、歯周病になっていなくても、たばこを吸っていると歯周病へのリスクが高くなり、逆に禁煙すると歯周病へのリスクが下がりますので、歯周病を予防するためにも禁煙することをオススメします。
皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
今日は歯周病についてお話いたします。
皆さん生活習慣病という言葉はご存じでしょうか?
生活習慣病という言葉は、平成8年にできた言葉です。
生活習慣病には、がん・糖尿病・心疾患・高血圧疾患・脳血管疾患・肝硬変・慢性腎不全等さまざなものがありますが実は歯周病は生活習慣病の中でも罹患率第一位です。
30歳以上になると約8割の人が歯周病に罹患しているといわれています。
歯周病は別名サイレント・ディジィーズとも言われています。
つまり罹患しても自覚症状がなくある程度進行して初めて症状が現れてきます。
・歯を磨くと歯茎から血が出る。
・最近歯が長くなってきた感じがする。
・歯と歯の間に物が詰まりやすくなった。
・口臭がするようになった。
・時々歯茎が腫れて痛む。
これらの症状に心当たりのある方は要注意です。
中年以降は虫歯ではなく圧倒的に歯周病で歯を失うことの方が多いです。
一生自分の歯で噛める様に歯を守る為に痛みが無くても最低半年に一度は検診にお越し下さいね。
皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
今日は歯のしくみについてお話させていただききます。
歯の仕組みを知ることは、歯周病(歯槽膿漏)にならないためのスタートです。
歯というのは、1日に5000~7000回も噛むといわれています。
しかもその時、大人1人分の体重と同じくらいの圧力がかかっています。
その圧力に耐えていられるのは、歯自体が非常に硬いものでつくられており、しかも頑丈な土台で支えられているからです。
もちろん、そのために、歯肉も丈夫であるからです。
歯は、肉眼で見える「歯冠部」と歯肉に埋まった「歯根部」とに分かれています。
そして、歯冠部と歯根部の境目で、歯肉に囲まれた部分を歯頸部といいます。

歯冠部ではこの象牙質を「エナメル質」という組織がおおっています。
エナメル質は人間の体の中で、もっとも硬い組織です。
ここに歯根部が埋めこまれています。
皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
今日は前回の続きでお話いたします。
仮歯は患者さんのお口の中で作製します。
プラスチック性で、できるだけご自身の歯に近い色で作製します。
仮の歯といえども、形態や咬み合わせ、適合の良さをきちんと考慮し、時間を掛けて作製します。
土台の歯に対して適合の良い仮歯を装着することで不適合な冠に邪魔をされていた歯周ポケット内に歯ブラシの毛先か入るようになります。
歯周ポケット内に器具が到達するようになったこの段階で歯石やプラークを除去します。
プラークは歯ブラシやフロスでの除去も可能です。
しかし歯石は、プラークが唾液中のカルシウムやリンと反応して石の様に硬くなった物なので歯ブラシやフロスでは除去できません。
その為、歯石は歯科医院において専用の道具で掻き取ります。
歯石が除去されると、歯周ポケットのより深部まで歯ブラシの毛先の進入が可能になります。
その後、歯肉をより健全な状態に近ける為に、歯周ポケットに対するブラッシング法をご指導します。
治療を始める前と比較すると歯肉の状態は大幅に改善されています。
歯周ポケットに対し適切なブラッシングが施されたため歯肉の炎症が治まり、歯肉の色が健康的なピンク色になっています。
歯周ポケットも浅くなり、天然歯の歯周ポケットと同等の条件であり、自己コントロールのしやすい環境になったといえます。
この段階で不適合冠に対する治療は終了となります。
歯肉の状態が改善され、治療が終了した段階で、最終的な物を被せる等の次の治療を行うことが可能となります。
皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
今日はかぶせ物の再治療の必要性について2回にわたってお話します。
不適合冠
↓
不適合冠除去
↓
仮歯置き換
↓
スケーリング・ルートプレーニング
↓
初期治療終了
現在装着されている被せ物や詰め物の縁と歯の間に、隙間やオーバーラップが有る場合、それらの被せ物や詰め物は歯に対して不適合です。
不適合な被せ物や詰め物は歯周組織に悪影響を及ぼします。
被せ物と歯の間にオーバーラップがある場合、被せられている歯の上に、被せ物の縁が張り出しひさしのような状態になります。
冠の張り出した部分は、ブラッシングの妨げとなります。
歯ブラシの毛先が、張り出した部分に邪魔をされ歯周ポケットの深部まで届かなくなってしまうのです。
歯ブラシが届かなくなることによりプラーク(細菌の固まり)が付着したまま放置されます。
するとプラークは唾液中のカルシウムやリン酸により石灰化し硬くなり、自分では取り除くことの出来ない歯石になります。
歯周ポケット内にプラークや歯石が付着していると歯肉が炎症を起こし、出血や腫れなどの原因となります。
さらに細菌感染が進むと歯周組織や、歯を支える骨が破壊されてしまいます。
このように、不適合冠は歯周組織に悪影響を及ぼすのです。
皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
今日は定期検診のお話をします。
当院では治療が終わった全ての患者様に定期検診のメール送信またはハガキを郵送させていただいております。
治療が終わったら痛くないし良く噛めるしもう来なくてもいいんじゃない?と思われている方
それは間違いです。
我々は毎日食事をします。
歯を磨きます。
でも実は充分に歯磨き指導を受けた方でも歯ブラシだけ使って一生懸命磨いても約60%の汚れしか落とせていないというデータがあります。
フロスや歯間ブラシ等も一緒に使っていただくともう少しパーセンテージは上がるのですがそれでも100%の汚れをとるのは無理です。
ということは必ず磨き残しがあるのです。
この自分では磨くことのできない汚れを歯科医院に来ていただいて私達がクリーニングします。
そうすることで今のお口の中の状況を永く維持することが出来ます。
定期的に美容院に行く感覚で歯のクリーニングに来ていただければと思います。
お家で歯ブラシするを1回とばしてこちらできれいにさせていただきます。
すっきり・さっぱりして気持ちいいですよ。(*^_^*)


